気になる!結婚事情

プロポーズや婚約指輪の意義、結婚指輪の選び方、結婚式までの準備など、結婚にまつわるいろいろについて解説します。

職場で婚約指輪の着用はOK?考えておきたいポイント

婚約指輪(エンゲージリング)には「婚約から結婚までの期間に着ける指輪」というイメージがあります。華やかなデザインのものが多い分、TPOを気にされる方も少なくないようです。婚約指輪はいつ、どんなときに着用するのが正解なのでしょうか。詳しくご紹介します。

職場で婚約指輪の着用はOK?考えておきたいポイント
■職場で婚約指輪を着けるときの注意点は?

日常生活の中で、婚約指輪を着けて行っていいのかどうか最も悩む場所は、「職場」ではないでしょうか。この判断をする際には、(1)「婚約指輪のデザイン」と、(2)「職場の雰囲気」と、(3)「職場への礼儀の払い方」の3点を加味して考えてみるといいでしょう。この3点をクリアできていれば、婚約期間だけでなく結婚後も職場に婚約指輪を着けていくことができます。(1)と(3)は自分の準備次第でクリアすることができますので、最初の段階でしっかりと計画を練りましょう。

(1)婚約指輪のデザイン
職場で着用することを前提に婚約指輪を選ぶのであれば、シンプルで目立たないデザインの指輪がおすすめです。キラキラと眩しいものや華美なものは、やはり目につきますよね。石の存在感が大きいものやデザインが華やかな指輪は、仕事上ではそぐわない場合もあります。それでは、どのようなデザインの婚約指輪ならば職場に着けていきやすいのでしょうか。

・ハーフエタニティ
指輪の全周に同じサイズで同じカットのダイヤモンドがあしらわれた指輪のことを、エタニティリングといいます。途切れなくダイヤモンドが並ぶさまが永遠を想起させることから、「Eternity=永遠」という名を付けられました。結婚指輪としてエタニティリングを選ぶ方も増えていますので、職場で着用していても違和感を与えにくいデザインだと言えます。

フルエタニティはとてもゴージャスな印象を与えますので、職場での着用を重要視するのであれば指輪の半周にダイヤモンドがあしらわれたハーフエタニティタイプを選ぶと良いでしょう。ハーフエタニティは、ダイヤモンドがあしらわれた面を手のひら側にするとシンプルなデザインに見えるためTPOに合わせた対応がしやすいのも特長です。

・結婚指輪と重ね着けできるデザインのもの
結婚後は、職場に結婚指輪をしていくという方も多いことでしょう。婚約指輪と結婚指輪はどちらも基本的には左手の薬指に着けるものです。結婚後も婚約指輪を職場に着けていくのであれば、結婚指輪と重ね着けして違和感のないデザインのものを選ぶ必要があります。

とはいえ、重ね着けの相性を考えるとなると、波打つようなラインの指輪は選びにくくなるなどデザインの幅が狭まってしまいがちです。一生モノの婚約指輪ですから、自分の気に入ったデザインを選びたいですよね。最初から婚約指輪と結婚指輪の重ね着けをイメージしてデザインされたセットリングならば、少し遊び心のあるラインの婚約指輪も選ぶこともできます。単体で着けるときと重ね着けするときとで違った表情を見せてくれるなど、セットリングならではの楽しみ方もできておすすめです。

・日常使いを前提にしたデザインのもの
職場での着用を念頭に置くのであれば、職場にいるときのファッションに馴染むデザインの婚約指輪を選びましょう。スーツ、制服、作業着、ファッショナブルな普段着、カジュアルな普段着など、職場でのスタイルを指輪選びの際にお店で伝えて相談に乗ってもらうこともできます。

また、働くときに邪魔にならないデザインであることも重要です。毎日身に着けるのであれば使用感や着け心地が良いかどうかはとても大切なので、重さ、太さ、石の大きさなどに留意してデザインを選ぶと良いでしょう。
婚約指輪の日常使いを推奨しているブランドの指輪なら、華やかながら職場や普段の生活シーンでも馴染むデザインのものが多く、爪なども引っ掛かりにくくデザインされているので、職場に着けていきやすい婚約指輪が見つかるはずです。

(2)職場の雰囲気
(2)職場の雰囲気
働く職場の雰囲気も、判断材料のひとつです。アクセサリーやジュエリーは一切NGという職場もあれば、「シンプルで目立たないものならOK」という暗黙のルールがあるところや、服装もアクセサリーもすべて自由という職場もあるかと思います。一般論ではなく、「自分の職場では OKかどうか」を考えてみるといいでしょう。
たとえばアパレルなどでは、華やかな指輪をしていてもOKというところが多いようです。食品関係や建設関係など、衛生面や危機管理の面から指輪自体がNGになりがちな職種もあります。冠婚葬祭に関わる職種では、石の有無や種類によってOKかNGかが変わることがあるそうです。

自分の職場ではOKかどうか判断に迷う場合は、男女比や年齢層、同僚との距離感などから考えてみましょう。例えば、年齢層が高い男性が多い職場の場合は「あまりキラキラした装飾品は職場にふさわしくない」と判断する人が比較的多くなるかもしれません。逆にファッショナブルな女性が多い職場では、アクセサリーの許容範囲も広いと推測できます。
同僚間の距離も会社ごとに差が大きいですが、「プライベートな話題で悪目立ちしたくない」「結婚するまで事を公にしたくない」という場合、職場での着用は控えたほうが余計なストレスを感じなくて済むかもしれません。

(3)職場への礼儀の払い方
職場に対して順を追った段階を踏んで礼を払っているか、筋を通しているかという点も、日本の社会生活においては重要です。たとえ職場で婚約指輪や華やかなジュエリーを着けて来ている女性がほかにいたとしても、「それならば、自分もいいだろう」といきなり婚約指輪を着けて職場へいくのはNGです。まずは、事前に結婚の報告を済ませましょう。その上で、職場に婚約指輪を着けていくことに難色を示しそうな上司や先輩には、指輪の着用について相談をするなどあらかじめ根回しをしておくと後々問題になりにくいようです。

また、日々の気配りも大切です。「今日は外部との打ち合わせがあるので婚約指輪はしていかない」などTPOに合わせた対応ができれば、周りの目も厳しくなりにくいでしょう。

■婚約指輪の着用は、どんな機会にふさわしい?

■婚約指輪の着用は、どんな機会にふさわしい?
・デート
プライベートな場面では、大いに活用していきましょう。特にパートナーとのお出かけなどは、ぴったりの機会です。贈られたものを身に着けることで、結婚の喜びや愛情を伝えられます。せっかく奮発して贈った指輪を“タンスの肥やし”にされてしまっては、男性側も残念な気持ちになってしまいます。デートやお出かけには、できるだけ積極的に着けていくのがおすすめです。
ただし、2人きりではないお出かけの場合は少し注意が必要になります。まだ結婚報告をしていない相手と一緒に出かけるのであれば、相手は報告よりも前に婚約指輪を見て結婚を知ることになってしまいます。また、「婚約指輪のように見えるけど…。聞いてもいいのかな?」と気を遣わせてしまうことにもなりかねません。失礼にあたることもありますので気をつけましょう。

・冠婚葬祭やパーティ
冠婚葬祭や各種パーティ、同窓会、入学式・卒業式などのフォーマルな場も、婚約指輪を着用していくにはぴったりの機会です。キラリと華やかな婚約指輪は、ドレスや洋服に一段上の輝きを与えてくれます。自分の友達や家族との集いはもちろん、パートナーの家族と会う際なども、特別な事情がない限り着用して問題ないでしょう。

ただし、葬儀の場での婚約指輪の着用はNGです。結婚指輪であっても、華美なものはNGであることを心得ましょう。法事でも、光沢のあるもの、ゴールドのもの、真珠以外の宝石があしらわれたものは避けるのがマナーです。

・旅行
新婚旅行やパートナーとの旅行に着けていきたい、という方も少なくないと思います。ただ、国や地域によっては、スリのターゲットになってしまうこともあるので、「ディナーのときだけ着けよう」「今回の旅は心配だから置いていこう」など、ケースバイケースで対応していきましょう。安全な国の場合でも、紛失した際に戻ってこない可能性は日常生活より高まります。注意を怠らずに、指輪専用のケースなども一緒に持って行くといいかもしれません。

■TPOは考えつつ、積極的に着用して幸せ気分を満喫しよう

婚約指輪は、見ているだけでうっとりと幸せな気分にしてくれます。一生を共にしたい相手を見つけた喜びや、これからの結婚生活への期待感など、婚約指輪を身に着けることで感じられる幸福感はとても大きいですよね。大好きなパートナーから婚約指輪をもらったら、できるだけ着けておきたいと思う女性は多いかと思います。

しかしながら、婚約指輪は結婚指輪と比べても高価な場合が多く、華やかな装飾がされているものも少なくありません。そのため、日常生活にはちょっと馴染まない場面もあり、“常に着けっ放し”にする方は少ないようです。

結婚指輪に比べると、TPOを考え、適切な“場”を選ぶことでより価値が増す、そんなジュエリーだと言えるでしょう。「家事のときと職場ではやめておこう」など着用を控える機会は意識しつつ、あとは着けたいときに着用する、なんて決めておくのもいいかもしれませんね。

幸福な婚約期間の象徴とも言える、婚約指輪。結婚後、色々と現実的な問題を乗り越えていかなければならない際にも、その時期の幸せな思い出が心を支えてくれることもあります。TPOは考えつつも積極的に着用し、幸せ気分をめいっぱい満喫してくださいね。