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プロポーズや婚約指輪の意義、結婚指輪の選び方、結婚式までの準備など、結婚にまつわるいろいろについて解説します。

和装も捨てがたい!伝統ある神前式のウエディング

日本らしい挙式スタイルといえば、やはり神前式(しんぜんしき)。教会で神父を立ててドレスで行う西洋式が主流になっている現代ですが、神前式の人気も根強く、今だからこそあえて選びたいというカップルも増えてきています。神前式の魅力やメリット、神前式向きの演出等についてご紹介します。


■神前式のメリットや魅力は?
・和装の美しさ
和装の美しさも人気の理由のひとつです。女性は白無垢、色打掛、引振袖などの選択肢がありますし、露出度が低いのも和装のよさ。タキシードよりも紋付羽織袴が着たい、という男性の声も意外とよく聞かれます。庭園など景色も含め、和装の結婚式の様子は海外の方にも人気が高いです。“インスタ映え”もしそうですね。

・格式高い、奥ゆかしい雰囲気を満喫できる
神前式は、神殿で行う挙式スタイル。室町時代の物語の絵巻で見られるような装束の神主様や巫女さんが取りしきり、雅楽が鳴り響く厳かな雰囲気は特別感もいっぱい。奥ゆかしく厳かな緊張感は大きな魅力です。神社はその土地の“パワースポット”であることも多く、縁起のいい場所で挙式が行える点もうれしいですよね。

・費用を抑えられる可能性
場所や会場にもよりますが、神前式は教会式よりもリーズナブルに行えることが多いのも大きな魅力。披露宴なしの式のみであれば3〜10万円ほど、神社に納める謝礼である「玉串料」が別途必要な会場では、+5〜10万円程度で済みます。不要な儀式を含めなければ、式そのものの価格はさらに抑えられますが、和装の衣装にこだわったり、披露宴も行ったりする場合は教会式とそこまで差がつかない場合もあります。

・身内中心のアットホームな式ができる
アットホームな式を希望する方にも、神前式はおすすめです。会場である「神殿」はそこまで広くないところも多く、基本的に親族のみの参列としている神社もあります。とはいえ、中には30名ほどの参列が可能だったり、親族以外は境内から式の様子を見られたり…といった神社や会場もあるので、参列者の人数も加味しつつ選ぶとよいでしょう。

・新郎が活躍できる
新郎と新婦、両方が誓いの言葉を述べる教会式と異なり、神前式では新郎のみが誓いの言葉を述べる「誓詞奏上」を行います。新郎に華を持たせる式スタイルを希望する方にもおすすめです。

・式の後も訪れやすい
神前式は神社の神殿、あるいはホテルや披露宴併設の神殿で行われるのが常。結婚後も、気軽に訪れやすい点も魅力です。特に一般の神社の場合、挙式を行った場所で初詣や七五三など、家族としての行事も行っていけるのはうれしいですよね。

■神前式向きの演出は?
神前式では、一般的に以下のような儀式が行われます。

1)「修祓の儀」…神主によるお祓い
2)「誓詞奏上」…新婦が誓いの言葉を奏上する
3)「三献の儀」…御神酒を交わし、三々九度を行う
4)「玉串奉天」…玉串を神様に捧げる
5)「指輪交換の儀」…指輪交換を行う
6)「親族盃の儀」…両家の繋がりを結ぶため
7)「巫女舞奉奏儀」…雅楽の演奏で、巫女さんが舞を踊る
8)「参進の儀」…神殿へ向かって練り歩く、いわゆる“花嫁行列”

必ずと言っていいほど行われる儀式は1〜5あたり。「参進の儀(花嫁行列)」や「巫女舞」などはオプションになっている会場も多く、選ばないことも可能です。しかしながら、花嫁行列は参列者だけでなく、見知らぬ観光客や一般客の方にお祝いしてもらえることも多く、それがとても嬉しかった…という経験者の声も多いもの。雅楽の生演奏のなかでの巫女舞も、大いに式の雰囲気を盛り上げてくれる儀式です。費用を抑えたい場合は衣装や持ち込み料など他のポイントで調整し、希望する儀式はできるだけ行っておいたほうが総合的な満足度は高いでしょう。

また、あまりイメージにはないですが、神前式でも、指輪交換やブーケを持つことは可能です。指輪交換については、こちらのページ(https://www.iprimo.jp/columns/cc_3/column117.html)でも詳しくご紹介しているので、ご参照ください。ブーケについては、和装に合う手毬型、扇子型などの人気が高いですが、自分で手作りできるブーケキットも販売されているので、希望する方はぜひ活用してみては。

■神前式におすすめの神社
神前式を行う神社の選び方にはいくつかのポイントがあります。他の式スタイル同様、アクセス面や費用面は外せないポイントですが、神前式の場合は以下のような点も確かめておくといいでしょう。

・会場だけでなく、庭園や周辺の雰囲気はどうか
・希望の儀式ができるかどうか
・参列可能な人数はどれくらいか
・天候に左右されにくいか、空調設備が整っているか
・希望の日程で、式を執り行えるかどうか
・式の後に披露宴を行う場合、会場移動が大変ではないか
・バリアフリー対応があるか

一般の神社の場合、神事や行事の日には、式を執り行えないこともあるので要注意です。さらに昔ながらの建物である分、バリアフリー対応のない場所も。車椅子等で出席する参列者がいる場合は、参列が難しくないかどうかも確認しておきましょう。桜や紅葉の有無、雨天対応や暑い寒い時期の空調設備なども確認しておけるとよいでしょう。

カップルの世代を問わず人気の「神前式」。伝統や趣のある式スタイルを希望される方は、ぜひご参考くださいね。