一生に一度の大切なプロポーズ。プロポーズには指輪や特別なシチュエーションが重視されがちですが、自分のまっすぐな思いを伝えるための言葉が不可欠です。緊張してしまいうまく口にできるか不安になるかもしれませんが、結婚して一生共に生きていきたいという気持ちをしっかりと言葉で伝えましょう。ここでは、プロポーズの際にはどのような言葉がおすすめか、逆にどんな言葉は使わないほうがいいのかなどを紹介します。

忘れてはならないプロポーズで大切なこと

プロポーズというと、どんな言葉で伝えるか、どんな指輪を贈るかなどで頭の中がいっぱいになるかもしれませんが、実は一番大切なのは結婚したいという思いが相手にきちんと伝わることです。格好良く決めたいからと無理に背伸びして気取ってみても、思いが伝わらなければプロポーズが成功したとはいえないでしょう。特に、女性は男性と比べて気持ちを重視する人が多いので、ストレートに相手の気持ちが伝わってくる言葉を求めている傾向があります。そのため、プロポーズのセリフだけにこだわると、思ったような反応が得られない可能性もあるので注意しましょう。

どんな言葉でプロポーズするかだけではなく、プロポーズのタイミングやシチュエーション、プレゼントなども大切なポイントです。プロポーズする相手の好みや自分の性格なども考慮した上で、2人ならではの最高のシチュエーションを用意しておくと安心です。2人の思い出の場所や相手の好きな場所でプロポーズするのもいいでしょう。気持ちを高めてくれるロマンチックな雰囲気づくりをしたり、プロポーズの際に渡すプレゼントを用意したりすることで、より思い出に残るプロポーズとなります。

プロポーズの言葉を考えるときのポイント

プロポーズではどんな言葉で思いを伝えるのか悩むことが多いですが、女性に意外と受けがいいのはシンプルな言葉で思いを伝える方法です。男性の素直な気持ちがストレートに伝わるため、女性も「はい」と言いやすいという特徴があります。飾らずシンプルな言葉が好印象を与えるようです。また、プロポーズの言葉に添えて、普段はなかなか言えない相手への思いを伝えるのもいいでしょう。相手が自分にとっていかに大切な存在かなど、いつもなら照れくさくて口に出せないような言葉も、一生に一度のプロポーズの機会であれば伝えることができそうです。大切に思ってくれているという気持ちが伝わりやすいので、相手も安心してプロポーズを受けることができるでしょう。

将来どんな夫婦になりたいか、どんな家庭を築いていきたいかなど、2人の将来をイメージできるような言葉を選ぶのも好印象です。未来に希望が持てるような言葉を選ぶと、相手も共感しやすいのではないでしょうか。中には、恥ずかしくてストレートに気持ちを伝えることができないという人もいるでしょう。そんな場合は遠回しな言葉で伝えるという方法もあります。ただし、あまりにも回りくどい言い方では、相手にプロポーズだと気づいてもらえない可能性もあるため注意が必要です。また、普段は頼りがいのある男性が弱さをさらけ出してプロポーズすると、女性の母性本能をくすぐりやすいという点も見逃せません。「僕は一人では生きていけない、君が必要だ」などという言葉をもらうと、女性はそばにいてあげたいと思うかもしれません。

プロポーズにおすすめのセリフ

では、実際にプロポーズにおすすめのセリフを見てみましょう。シンプルに気持ちを伝えるものとしては、やっぱり「結婚しよう」や「ずっと一緒にいよう」「僕の奥さんになってください」などの言葉がスタンダードです。結婚したいという思いが伝わりやすいので、相手も素直に返事をしやすいというメリットもあります。他には、「君の夫になりたい」「これからもずっと隣にいてください」などの言葉は、自分がしっかりと女性を守って生きていきたいという頼もしい言葉ではないでしょうか。相手が言われてうれしいと感じるセリフを想像し、きちんと伝えてみましょう。

2人で一緒に家庭を築いていきたいという思いを強く表したいときは、「一緒に幸せになろう」「あなたといつも笑顔でいられる家庭を築きたい」「ふたりで一緒に年を取っていこう 」などと伝えることで、2人の将来をイメージしやすくなります。いつまでも共に生きていこうというメッセージが込められる言葉はプロポーズにぴったりです。また、少し遠回しにはなりますが、「君のウエディングドレス姿が見たい」「僕と同じ名字にならない? 」などの言葉で、結婚してほしいという気持ちを伝えることができます。相手がプロポーズだと気づかない場合は、改めてストレートな言葉で言い直すといいでしょう。

プロポーズでおすすめできない言葉やセリフ

大切なプロポーズの場面では、できれば使わないほうがよい言葉や言い回しがあります。たとえば、照れ隠しかもしれませんが、ふざけながら冗談まじりのプロポーズはやめましょう。一生に一度の大切なプロポーズは、ぜひ思い出に残るものにしたいものです。「そろそろ結婚しとく?」「このへんで手を打っておこうか」などの言い方では、言われた相手は自分のことを大切に思っていないのではと傷ついてしまう可能性があります。真剣さを感じる誠実なプロポーズを心がけましょう。

また、上から目線の言葉を使うのもあまりいい印象を与えません。一昔前は、男性が女性を引っ張っていくのが理想的とされていたかもしれませんが、「黙って俺について来い」などの言葉はプロポーズとしては古いでしょう。君を大切にする、2人で一緒に幸せな家庭を築こうなどの気持ちを表し、将来共に生きていく伴侶としてふさわしい相手であると認めてもらう必要があります。また、「俺のために毎日おいしいごはんを作って」などのセリフは、役割分担を意識させる言葉なので、言われたほうはあまりいい気持ちはしないでしょう。特に、女性も仕事をしている場合は、なんで私だけが作らなきゃいけないのと反発心を抱く恐れがあるので、気をつけたいものです。

知っておきたい結婚にまつわる名言とは?

世の中には結婚にまつわる名言が数多く存在します。プロポーズの際に自分の気にいった名言を一緒に贈ることで、とてもロマンチックな雰囲気を作ることができます。特に、口下手で自分の思いをうまく伝える自信がない人は、名言の力を借りて気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。いい名言は人生をも変える力を持っています。人生においてとても大切なプロポーズの場面で、ぜひ活用してみましょう。以下、いくつかの名言を紹介します。

・「共に人生を歩めるパートナーこそが運命の人よ」(映画「ステイ・フレンズ」)
・「幸福な結婚というのは、婚約のときから死ぬまで、決して退屈しない長い会話のようなものね」(アンドレ・モーロア)
・「結婚の絆も他の絆と同じ。それはゆっくりと育つ」(ピーター・デ・ヴリーズ)
・「2人の人の結合はおたがいの束縛になってはなりません。それは二重に花ひらくことでなければなりません」(ロマン・ロラン)
・「独りで生きる人生は味気ないものだ。人はふたりがいい」(映画「恋は3,000マイルを超えて」)

自分らしいプロポーズのセリフを!

結婚という人生の一大イベントを成功させるためにも、プロポーズはとても大切なものです。できるだけシンプルに、素直な気持ちを相手に伝えることが重要です。2人の将来が明るいものであることをイメージできるような言葉を選び、真摯に思いを伝えましょう。ここで紹介してきたセリフを参考にしながらも、自分らしいプロポーズをすることがポイントです。どんなセリフを言われたらうれしいかをじっくりと考え、2人ならではの思い出を盛り込むなど、忘れられないプロポーズにしましょう。