結婚を真剣に考えている男性にとって、どのようなプロポーズをするのかはとても重要です。プロポーズを成功させるためには、男性が考える言いたい言葉よりも、女性が言われたいプロポーズの言葉を理解する必要があります。そこで、女性の心を動かす言葉や逆におすすめしない言葉、プロポーズの成功に大切なこと、結婚にまつわる名言などについて幅広く説明していきます。

プロポーズの前に知っておきたい!成功させるために大切なこと

そもそも、プロポーズを成功させるために大切なことは何でしょうか。プロポーズは一生ものの素敵な瞬間なので、事前によく計画を立てておくことが重要です。いつ、どこでプロポーズをするのかは、プロボーズの言葉を考える前に決めておきましょう。プロポーズをするタイミングや場所によって、多少プロポーズの内容が変わることもあるからです。プロポーズでは言葉と雰囲気の調和がとれないと相手の気持ちを動かすことが難しくなります。
また、プロポーズをするときは婚約指輪やプレゼントを用意しておくことも忘れてはなりません。これは物品で相手の気持ちを動かすのが目的ではなく、プロポーズが真剣であることの証として贈るためにあります。最後に、気持ちの準備を整えて、プロポーズの言葉を考えます。相手のことや自分たちの将来のことを考慮した言葉を選びましょう。

女性が言われたいプロポーズの言葉

プロポーズの言葉選びで重要なのは、女性が言われたい言葉について考えることです。男性が考える言いたいプロポーズの言葉と女性が考える言われたいプロポーズの言葉には、違いがあることも少なくありません。基本的に女性が好むプロポーズは、回りくどくなくわかりやすいシンプルなものです。たとえば、「結婚しよう」は、プロポーズの言葉としては一番ストレートで相手に誤解を与えないフレーズです。シンプルだからこそ心に響く言葉を女性が好むことを覚えておきましょう。この言葉はおよそ8割の女性が言われてみたいと考える憧れのフレーズです。シンプルでストレートなプロポーズの言葉としては、「いっしょになってください」「僕の奥さんになってください」などがあります。
「一生僕のそばにいてください」「僕についてきてください」といったフレーズも、女性が喜ぶプロポーズの言葉です。ポイントは相手にたずねるという点です。同じ内容の言葉でも「僕についてきて」だと、少し命令調で冷たい感じがします。女性によってはプロポーズの言葉だと思わないおそれもあるので、プロポーズらしさを出すためには、敬語を使っていつもとは違う雰囲気を出す工夫が必要です。
「一生幸せにします」「2人の子どもが欲しい」という言葉も、女性が言われてうれしいプロポーズのフレーズです。プロポーズの言葉では総じて、変に男らしさを強調するよりも、「一緒に助け合ってこれからの人生を歩んで行こう」という雰囲気を出すほうが女性に好まれる傾向があります。

気をつけよう!プロポーズにお勧めしない言葉

プロポーズに適した言葉とは逆の、不適切なフレーズも確認しておきましょう。NGフレーズを押さえておくことで、プロポーズ成功の確率を高められます。まず、「お前と結婚してやるよ」など上から目線の態度はやめましょう。こういった表現は男らしさや頼り甲斐を相手に示すのではなく、威圧感を与えるため相手にマイナスの感情を引き起こさせます。
つぎに、「じゃあ結婚する?」「そろそろ結婚する?」など仕方ないという消極的な感じをにおわせるフレーズもプロポーズではおすすめしません。「じゃあ」「そろそろ」などの余計な言葉は使わず、プロポーズはできるだけシンプルに言いましょう。さらに、言い切るのではなく疑問形にして相手に返事を委ねるのも女性は好ましく思いません。「する?」ではなく「しよう」と言い切るのがベストです。
一昔前までは「毎朝味噌汁を作ってください」といった表現がプロポーズの言葉として一般的に使われていました。しかし、こういったフレーズは女性に家事をさせるのが前提だと受け取られる可能性が高く、現在はよく思わない女性が多くなっています。夫婦は平等という考え方が強く、家事も育児も仕事も半分ずつやっていきたいと考える女性が増えているので、時代に合ったプロポーズの言葉を選ぶことも、成功へ導くための重要なポイントです。
さらに、「結婚しちゃう?」などおちゃらけたり冗談交じりだったりする言葉も女性は好ましく思いません。プロポーズに対する本気度が感じられませんし、そもそもプロポーズなのか冗談なのかの判別もつきにくいフレーズです。こういった表現を男性側の照れ隠しと理解する女性は少ないことから、プロポーズは真剣な態度と丁寧な言葉遣いで行うようにしましょう。

結婚を考えているあなたに!結婚にまつわる名言集

結婚には、それにまつわる名言がたくさんあります。先人の言葉を知り、結婚とは何かを考えるきっかけにしていきましょう。「愛情にはひとつの法則しかない。それは愛する人を幸福にすることだ(スタンダール)」は、結婚を考えるすべての男女に知っておいてほしい言葉です。自分の幸福ばかりを追求せず、相手のことを第一に考えることが結婚の目的だということです。
「男と女というこうも違った、また複雑な人間の間で、お互いによく理解しあい、ふさわしく愛するために一生を費やして長すぎるということはない(オーギュスト・コント)」は、愛の難しさを語りながらも同時に愛が持つ奥深さをも示しています。「愛は、互いに見つめあうことではなく、ともに同じ方向をみつめることである(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)」は、結婚観について語っています。結婚は恋愛とは違うものだということが、この言葉からは読み取れます。
「夫婦の相性は人それぞれ。同じ目的を持ち、同士のような関係の夫婦は深い絆で結ばれている(美輪明宏)」では、深い絆を持つ夫婦を「同士」にたとえています。夫だけがあるいは妻だけが何かをするのではなく、お互い助けあうことが重要なのです。「愛されることより愛することを。理解されることよりは理解することを(マザー・テレサ)」は、愛は受け身ではなく自ら働きかけるものだと説いています。つい愛されたり理解されたりすることを望んでしまいがちですが、重要なのはまず相手を愛したり理解したりすることなのです。

婚約記念に指輪を贈る男性は約9割!

ここでは、婚約指輪について詳しく見ていきましょう。ゼクシィ結婚トレンド調査2017によると、婚約記念に指輪を贈る男性は89.3%と全体のおよそ9割にも上ります。プロポーズの際に言葉といっしょに婚約指輪を渡した人は同調査で43.3%と4割以上です。つまり、多くの男性が何らかの形で婚約指輪をプロポーズの証として女性に贈っているのです。このことから、プロポーズを考えている場合は婚約指輪を贈るタイミングもいっしょに検討しておくべきといえるでしょう。
婚約指輪は一生ものの思い出になる重要な記念品です。基本的に女性が身につけるため、デザインや素材、サイズなどは相手に合わせて考慮する必要があります。婚約指輪はプロポーズのために用意してその場で渡すこともできますが、事前に購入する場合はあとで交換可能なお店で買うなどの工夫をするほうがよいでしょう。あるいは、プロポーズのあとに「いっしょに買いに行こう」と誘うのもひとつの方法です。

素敵なプロポーズにしよう

プロポーズは女性にとって一生覚えておきたい大切な日になります。伴侶となる彼女のためにも、プロポーズの言葉は真剣に考えましょう。また、プロポーズは言葉選びだけでなく、指輪を渡したり雰囲気のよい場所で行ったりと、工夫のしがいがある一大イベントです。一生心に残る素敵なプロポーズをして、愛する彼女といっしょに第二の人生を始めるスタートラインに立ちましょう。