2015年5月31日(日)

毎年恒例となったアイプリモ×千葉ロッテマリーンズ「始球式プロポーズ」が行われました。


 ◆プロポーズをした男性
多くの応募者の中から選ばれた男性は、花島工真(はなしまたくみ)さん(25)。小学生の頃から現在まで16年間野球一筋でプレーをしてきた花島さんは現在も野球製品のメーカーに勤務されている生粋の野球好き。プロポーズをするお相手は交際7年目になる舘石彩(たていしあや)さん(25)。2人共千葉県出身で千葉ロッテマリーンズの大ファン。これまで一緒に観戦に訪れるだけではなく学生時代には共にQVCマリンフィールドでアルバイトをしていたそうです。

◆始球式プロポーズに応募した理由
工真さんが今回の始球式プロポーズに応募した背景にはある決意がありました。
実は彼女の彩さんは約1年前に骨肉種(骨にできるガン)が発覚。手術と抗がん剤治療で一度は回復に向かいましたが、約1ヶ月前に再発。その時に工真さんのことを思った彩さんから「もう一緒にいない方がいい」「もう別れた方がいい」と言われたそうです。それでも工真さんには一緒にいないという選択肢はなく「ずっと一緒にいるつもりだよ」と伝えました。事前インタビューでは「好きな彼女が病気になっただけで、だからといって自分の気持ちは何も変わらない。これからもずっと一緒にいるし、ただ一緒に乗り越えていくだけです。それを伝えたことはあるけれど、プロポーズという形でもう一度しっかりと示して彼女に安心してもらいたい。」と話してくれました。そしてプロポーズをするのは、二人の思い出の場所であるQVCマリンスタジアムでの始球式プロポーズしかない、と応募を決意されたそうです。

当選後、2人共大ファンだという今江選手の協力のもと、何度も打合せを重ねて準備をしました。「これからもずっと一緒にいて、共に病気と闘っていくという決意を感じてもらえるような、全力投球と言葉でプロポーズをしたい」と語ってくれました。

そして迎えた当日。

何も知らない彩さんは、ただロッテの試合観戦に誘われたと思い楽しそうに観客席で試合開始を待っています。しばらくして始球式プロポーズのイベントが開催されるアナウンスがあり、ビジョンに始球式をする男性が紹介されると、そこに映っていたのは隣にいる彼。驚く彩さん。大好きな今江選手に、彼が始球式で全力投球をして自分にプロポーズをしたいこと、そのボールを見届けて欲しいことをお願いしているのを見て目には涙が。

映像が流れた後に2人が紹介され、グラウンドに立ちます。
そして彼から投球の前に宣誓の言葉。
「びっくりさせてしまってごめんなさい。そして病気のこともこんなにたくさんの人の前で打ち明けてしまってごめんなさい。でも僕の決意をしっかりと見てほしくて、今日ここで始球式をさせてもらいます。もし僕が今江選手からストライクを取ることが出来たら、プロポーズさせて下さい!」

いよいよ投球の時。
現在も野球をしている花島さんは直球ストレートで全力投球!今江選手は大きく空振りをして、見事ストライクを取ることが出来ました。

そしてプロポーズの時。
「いつも僕には支えてくれてありがとうって言ってくれるけど、正直僕は自分の方が支えられていると思っています。これからもずっと一緒にいてください。結婚してください。」

プロポーズを受けた彩さんは目に涙を浮かべ声を詰まらせながら「よろしくお願いします」と答えました。

今江選手からはお祝いのメッセージと始球式の際に振ったバッドが贈られ、約2万6千人の観客からは盛大なお祝いの拍手が贈られました。

そして観客席には、工真さんが彩さんに内緒で呼んでいた二人のご両親と友人の姿が。ご両親もスタンドから目に涙を浮かべて嬉しそうに見守っていました。

プロポーズを終えて・・2人のコメント

◆工真さん
「投球は少し上にいってしまったので悔しいです。でもプロポーズでは伝えたいことをしっかりと伝えられました。喜んでくれて、受け止めてもらえて良かったです。これから、少しずつゆっくりで良いので一緒に歩いて行きたいと思います。」

◆彩さん
「このイベントがあることは知っていたけれど、まさか自分がされるとは思っていなかったのでびっくりしました。いつも支えてもらってばかりだと思っていたけれど、「いつも支えてくれてありがとう」って言ってくれたのですごく嬉しかったです。まずは病気を治して、幸せにゆっくり過ごしていきたいです。」

 

この日千葉ロッテマリーンズは快勝。2人の門出をお祝いしてくれているようでした。
工真さん、彩さん、本当におめでとうございます。末永くお幸せに。

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