花束はイベントやセレモニーで劇的な効果を演出できるアイテムです。プロポーズの際にも婚約指輪と一緒に渡すと、より記憶に残るでしょう。そのためには、花の選択や渡し方にも工夫をする必要があります。花言葉やアレンジを意識して花束プロポーズを成功させましょう。ここでは、プロポーズをいろどる花束について詳しく解説していきます。

花言葉によってプロポーズの花束を選ぶ

花には種類ごとに決められた花言葉があります。シチュエーションに合わせて花言葉優先で花束を作るのもおすすめのプレゼント方法です。プロポーズにぴったりな花束の定番は赤いバラです。花言葉は「情熱」であり、男性から女性に熱烈な思いを伝えるためには最適な選択でしょう。また、白いバラにも「相思相愛」などの意味合いが含まれています。 ちなみに、バラの花束には本数で意味合いも変わります。3本なら「告白」、4本なら「死ぬまで気持ちは変わらない」などのメッセージが宿るのでプロポーズ向きです。一方で、13本は「永遠の友情」を意味するなどプロポーズに相応しくない本数も含まれているので、花束を作る際には注意しましょう。 そのほか、「熱愛」を意味するピンクのガーベラ、「清らかな愛情」を意味するスズランなどもプロポーズに使える花束です。ハナミズキは「私の思いを受け止めて」という花言葉を持っており、まさにプロポーズにぴったりな花です。 これらの花束は美しさで女性の心を打ち、後から花言葉を知って再び感動できるアイテムです。婚約指輪と一緒に用意してプロポーズを盛り上げましょう。

花束プロポーズの効果を引き立てる渡し方

花束プロポーズは効果的に渡すと成功率を高める一方で、間違った渡し方で場を白けさせてしまうリスクもあります。細かいシチュエーションに気をつかってドラマティックに渡しましょう。 たとえば、野外デートやドライブなどいつもと違う状況で渡せば、ムード漂うプロポーズが可能です。特におすすめなのは景色のいいレストラン、高いビルの上にあるバーなど、雰囲気のいい場所です。夜景を眺めながら美しい花束を持ち出されると、非日常的な感動で女性の心を射止めやすくなるでしょう。 また、花束を渡す時間も重要視しましょう。デートの始まりや途中で渡すよりも、別れ際に渡す方が気分は盛り上がります。ただし、それまでお店に預かってもらったり、車に隠しておいたりして彼女の目につかないような工夫をしておきましょう。 花束は自分の好みを押しつけるだけでは相手の心に響きにくいものです。また、女性によっては特定の花に深い思い入れを抱いている場合もあるでしょう。花束プロポーズを実行するなら、事前に女性の好みをさりげなく探っておくと、より女性が喜ぶ状況を生み出せます。

花束にアレンジを加えてプロポーズを成功させよう

花束をただ渡すだけではなく、ほどよいアレンジを加えてみるのもおすすめです。たとえば、プリザーブドフラワーはプロポーズの花束として人気のアイテムです。特殊な液に浸して花の水分を奪い、意図的に乾燥させたのがプリザーブドフラワーです。プリザーブドフラワーのメリットは花が長持ちすることにあります。思い出の品をいつまでも飾っておけるだけではなく、「この思いは枯れない」という男性からのメッセージを込められるので、プロポーズには重宝できます。 花束にプロポーズの言葉や花言葉を添えるのもロマンティックな方法です。口に出せば恥ずかしく感じるような甘い言葉も、手紙にしたためれば告白できる男性は多いでしょう。また、女性も一生プロポーズの言葉を保管できるので、手紙は婚約指輪と同じく誓いを形にするために用意したいアイテムです。 ただし、花束へのアレンジに気をとられすぎるあまり、サイズが大きくなりすぎたり、装飾過剰になりすぎたりするのは避けましょう。持ち運びが難しく、渡すのも持って帰るのも一苦労になります。せっかくのプロポーズに、余計なトラブルは持ち込まないように心がけましょう。

一生の思い出だからプロポーズには花束を

プロポーズは一生に何度もあることではありません。多くの人にとってプロポーズを行うのは一生に一度きりでしょう。そのうえ、プロポーズを受け入れる行為はその後の人生を大きく左右します。プロポーズを感動的に演出する努力は、カップルが同じ道を歩んでいくための絆を深めるうえで、非常に大切なのです。 だからこそ、花束プロポーズには大きな意味があります。美しく、花言葉などの深い意味をこめられた花束を贈られて嫌がる女性はほとんどいません。また、男性から花束を贈られるという出来事自体、珍しいでしょう。ドラマ性もインパクトもある花束プロポーズは、女性が心から幸せな気持ちでプロポーズに応じられる手段だといえます。 花束プロポーズを成功させるには、男性側も入念な準備を行いましょう。女性の好みを探り、感動する状況を分析して、その日にそなえます。プロポーズはやり直しができるものではないので、一度きりのチャンスに全人生経験を総動員する気持ちで挑みましょう。そうすれば、女性から最高のリアクションを得られる花束プロポーズが実現します。