プロポーズというと男性からするものというイメージをもつ人が少なくないのではないでしょうか。CMやドラマでも女性からプロポーズをするというシーンはほとんど見かけません。しかし、男性からしなければならないという決まりはないですし、プロポーズの形は時代とともに変化をしています。そのため、現代では女性から「逆プロポーズ」をすることもありなのです。そこで今回は、逆プロポーズを成功させるポイントを紹介していきます。

そもそも逆プロポーズって?

プロポーズの歴史は古く、好きな異性の家の前で自分の気持ちを歌にして呼びかけたというプロポーズの始まりが万葉集などに残されています。平安時代には男性が女性に和歌を詠んで結婚を申し込む形となり、この頃は男性が女性にプロポーズをするのが当たり前となっていたようです。ところが、江戸時代になると男性と親との話し合いで結婚を決めるようになるなど、時代の変化とともに形も変わってきました。今ではおなじみとなっている、男性が女性に婚約指輪を渡してプロポーズをするのが普及したのは明治時代頃のことです。
逆プロポーズとは、男性から行うのが一般的と考えられているプロポーズを女性から行うことをいいます。多くの女性はプロポーズは男性からされるまで待っているものと考えているかもしれません。しかし、草食男子が増えている現代では、逆プロポーズを行う女性が増えているのです。

逆プロポーズをするうえでの注意点は?

逆プロポーズを決断する前に、彼の性格をよく考えてみましょう。なぜなら、彼の性格によっては逆プロポーズを嫌がる可能性があるからです。もともと亭主関白なタイプの彼なら、プロポーズは男性からしなければならないと考えているかもしれません。草食男子でも一生に一度の大切なシーンは自分からと決めている可能性もあります。また、なかには女性から積極的に結婚を申し込まれることがプレッシャーとなり、引いてしまう人もいるのです。そのため、普段の言動から、彼は逆プロポーズを受け入れてくれるタイプなのかを見極めることが大切です。

効果的な逆プロポーズの言葉とは

効果的な逆プロポーズの言葉は、彼のタイプや考え方によって違います。たとえば、自分からはなかなか言い出せないシャイなタイプの彼です。この場合は「〇〇(彼)のお嫁さんになりたいです」「ずっと一緒にいたいから結婚してください」などストレートに伝えます。結婚して家族を養っていく自信がないため言い出せないタイプには「結婚しても仕事は続けるつもりだから、一生支え合っていこう」などです。ただし、「周りはみんな結婚しているから、すぐにでも結婚したい」など、プレッシャーをかけるような言葉は逆効果なので注意しましょう。
そもそも結婚を考えていない可能性があるタイプの場合は、逆プロポーズを行う前に結婚に対する具体的な意思を確認します。「私は〇歳までには結婚したいと思っているけれど、あなたは具体的なことを考えている?」「将来的に私との結婚は考えている?」などです。ここで「結婚自体したいと思っていない」といった回答なら、成功する確率は低いといえます。逆プロポーズによって結婚を意識する可能性もありますが、別れを選ぶことも覚悟しなければいけません。

逆プロポーズにはタイミングが重要

逆プロポーズを行うなら、タイミングも重要です。大きなプロジェクトを成功させなければならないときや、仕事がうまくいっていないときは避けましょう。大きなプロジェクトを抱えているときに、人生の一大イベントでもある結婚について考えさせることでプレッシャーを与えてしまいます。また、仕事がうまくいかないときは自信を失っている場合があるので、逆プロポーズをしても受け入れてもらえない可能性があるのです。そこで、プロジェクトがひと段落したときや、仕事が順調なときなど彼が自分に自信をもてるタイミングを見計らいます。ほかにも、仕事などの都合で遠距離恋愛になりそう、彼の周りで結婚する人が増えてきた、なども彼が結婚を意識しやすくなるタイミングといえます。

サプライズ要素を入れるのもおすすめ

逆プロポーズではサプライズ要素を入れて彼を喜ばせ、気持ちを盛り上げましょう。たとえば、彼の誕生日やバレンタインデー、2人が付き合い始めた日など、特別な日を選びます。場所にもこだわるなら、2人の思い出の場所で逆プロポーズを行うのもロマンチックです。ノリがよいタイプや、目立つことが好きなタイプの彼なら行きつけのお店で店員さんに協力してもらい演出してもらうのもよいでしょう。どちらかの自宅でリラックスしているときに行うなら、彼の好きな料理を作って振る舞うという方法もあります。盛り付けにこだわったり、テーブルのセッティングにこだわったりすることで特別感を演出できます。
ちなみに、婚約指輪は自分からプレゼントしたいと考える男性が少なくありません。そのため、指輪ではなくネクタイピンや時計など記念として残せるものをサプライズでプレゼントするのも素敵です。

素敵な逆プロポーズプランを考えよう

プロポーズは男性からするものと考えがちですが、現代では女性から逆プロポーズをすることも珍しくありません。もし、彼がプロポーズをなかなかしてくれないのなら、自分から動いてみるのもひとつの手です。彼の性格やベストなタイミングを考えつつ、思い出に残る素敵な逆プロポーズを実行しましょう。