結婚をしたい気持ちが固まると、いつプロポーズをしようかと考えはじめます。相手の誕生日が良いのか、クリスマスにしようかなど、いろいろな日が思い浮かぶのではないでしょうか。そこで、プロポーズに適した日や選び方を紹介していきます。また、プロポーズするまでの交際期間やプロポーズするきっかけとなった理由、プロポーズまでに準備しておくことなども解説しているので、ぜひご参考にしてください。

プロポーズをするならいつがいい?人気の日は?

プロポーズをする日は明確な決まりやマナーがあるわけではなく、自由に選択できます。そのため、相手を喜ばせたい、素敵なプロポーズにしたいと考え始めると選択肢がありすぎて迷ってしまう方もいるでしょう。プロポーズをした先輩カップルたちは、どのような日を選んだのでしょうか。以下にて、人気のプロポーズの日をご紹介します。

ふたりの記念日

人気のプロポーズの日に、「ふたりの記念日」があります。

ふたりの記念日を大切に思ってプロポーズに選んでくれたことに、驚きとともに喜びも感じたという方はたくさんいるようです。交際記念日などがより特別な日になるのは嬉しいことと言えます。

パートナーの誕生日

「パートナーの誕生日」にプロポーズをする方も少なくありません。

パートナーにとってプロポーズが最高の誕生日プレゼントになるという素敵な演出もできますし、婚約指輪があればなおさら素敵な日になるでしょう。

さらに、パートナーの誕生日ならサプライズプロポーズも成功しやすいと言えます。

なんでもない日

ふたりの記念日やパートナーの誕生日、イベントの日などを待っていられない場合は、「なんでもない日」を選ぶのもおすすめです。

日にちを気にしなくて良いため、ふたりにとってベストなタイミングでプロポーズをすることができます。さらに、なんでもない日にプロポーズをすることで、ふたりの特別な記念日を増やすことができるでしょう。

クリスマスの日

クリスマスは街やテーマパークなどがイルミネーションで飾りつけられるなどロマンチックな雰囲気があります。こうしたシチュエーションでプロポーズできることから、クリスマスも人気がある日です。

プロポーズにおすすめの日にちを月別でご紹介

ここでは、プロポーズにおすすめの日にちを月別でご紹介します。

1月

1月は新しい年が始まる月です。ふたりで新しいスタートを切るために、1月1日にプロポーズをするのも良いでしょう。12月31日から一緒に過ごし、日付が変わったタイミングで新年のあいさつとともにプロポーズをするのも素敵です。

このほか、語呂合わせでプロポーズの日を選ぶのも一案です。例えば、語呂合わせの日には「1月8日(1番ハッピー)」「1月11日(一生一緒にいよう)」「1月27日(いつまでもふたりで仲良く)」などが挙げられます。

2月

2月のイベントには、バレンタインデーがあります。カップルのイベントの日とも認知されているため、バレンタインデーにチョコやクッキーではなく、婚約指輪を贈ってプロポーズをするのも良いかもしれません。

2月の語呂合わせの日には、「2月2日(夫婦の日)」「2月16日(ふたりいつも睦まじく)」「2月23日(二人三脚)」などが挙げられます。

3月

3月のイベントには、ホワイトデーがあります。3月14日のホワイトデーの日は円周率の日とも言われており、この日にプロポーズすることを「円周率プロポーズ」と呼ばれています。円周率は割り切れず永遠に続くことから、永遠の愛を誓う日にぴったりです。

バレンタインデーに贈りものを貰ったお返しとして婚約指輪を贈り、プロポーズをすると良いでしょう。

3月の語呂合わせの日には、「3月7日(未来が七色)」「3月15日(最高な1日)」「3月24日(最高にふたり幸せ」などが挙げられます。

4月

4月は新生活が始まるタイミングなので、ふたりの新しいスタートを切る最適な月と言えます。ただし、4月1日はエイプリルフールの日のため、避けるのが無難です。パートナーがエイプリルフールの日を意識していると、プロポーズをしたときに「嘘かな?」と思われてしまう可能性はゼロではありません。もし4月1日にプロポーズをする場合は、冗談に捉えられないよう真剣に気持ちを伝えることが大切です。

4月の語呂合わせの日には、「4月9日(幸せに暮らそう)」「4月17日(幸せにいつまでも仲良く)」「4月22日(幸せな夫婦)」などが挙げられます。

5月

5月にはゴールデンウィークがあります。連休を利用して旅行に行き、旅行先でプロポーズをするのも一案です。ゴールデンウィークは仕事が休みの方も多いので、毎年ふたりでお祝いしやすいと言えます。

5月の語呂合わせの日には、「5月7日(いつまでも仲良く)」「5月12日(いつまでも一緒にふたりで)」「5月29日(幸福の日)」などが挙げられます。

6月

6月は花嫁が幸せになれる「ジューンブライド」があるため結婚式に人気の月ですが、プロポーズにも最適です。というのも、花嫁だけでなく「6月にプロポーズを受けて幸せな花嫁になってほしい」と願いが込められた月でもあるため。6月の第一日曜日には全日本ブライダル協会が制定した「プロポーズの日」もあるので、プロポーズに最適な月と言えます。

6月の語呂合わせの日には、「6月3日(結ばれる未来)」「6月17日(睦まじく一生仲良く)」「6月29日(無限に福あれ)」などが挙げられます。

7月

7月には七夕があり、織姫と彦星が1年に1度会えると言われているロマンチックな日です。七夕の日に天の川を眺めながら、満天の星空の下でプロポーズをするのも良いでしょう。

7月の語呂合わせの日には、「7月5日(仲良くこれからも)」「7月13日(七色の未来)」「7月30日(仲良く未来円満)」などが挙げられます。

8月

8月にはお盆があるため、連休を取る方は少なくありません。また、お盆のときは実家に帰省する方も多いので、そのタイミングでプロポーズをしてふたりでご両親にあいさつに行くのもおすすめです。

8月の語呂合わせの日には、「8月7日(パートナーの日)」「8月13日(ハッピーをふたりで見つける」「8月23日(晴れ渡るふたりの未来)」などが挙げられます。

9月

9月にはシルバーウィークがあります。5月のゴールデンウィークと同様に連休を取得する方も多いので、旅行に行ってプロポーズをするのも良いでしょう。

9月の語呂合わせの日には、「9月3日(苦労知らずの未来)」「9月17日(暮らそう一緒に仲良く)」「9月23日(困難も二人三脚で乗り越える)」などが挙げられます。

10月

10月は暑さが和らぐため、ドライブをしたり旅行をしたりするカップルは少なくないもの。デートの帰り際、屋外でプロポーズをするのに最適な時期と言えます。

10月の語呂合わせの日には、「10月8日(永遠の日)」「10月12日(永遠にいつまでもふたりで)」「10月24日(永遠にふたり幸せ)」などが挙げられます。

11月

11月は紅葉のシーズンです。紅葉がライトアップされているスポットなら幻想的な景色を堪能できるため、そのような場所に足を運んでプロポーズをするのも良いでしょう。

11月の語呂合わせの日には、「11月6日(良い日に結ばれる)」「11月13日(良い日、良い未来)」「11月22日(良い夫婦)」などが挙げられます。

12月

12月といえば、クリスマスがあります。前述したように、クリスマスは街中がイルミネーションで飾りつけられるため、ロマンチックな雰囲気の中プロポーズすることができます。

12月の語呂合わせの日には、「12月2日(いつまでもふたりで)」「12月13日(いつまでも一緒の未来を描こう)」「12月22日(いつまでも良い夫婦)」などが挙げられます。

日にち自体に重要性はあるの?

なんでもない日をプロポーズの日に選ぶ方がいることからもわかるように、日取り自体を重要視している人はあまりいません。あくまでもプロポーズすること自体が大切なためです。ただし、サプライズを計画している人ならば、何かの記念日に合わせたほうが演出しやすいといった面はあるでしょう。

プロポーズした日は今後も記念日として残ります。そのため、パートナーの誕生日などにプロポーズすれば、プロポーズの日を覚えやすいというメリットもあるでしょう。また、ふたりが出会った日や付き合い始めた日にプロポーズすることによって、特別な日をさらに大切な日として記憶したいというカップルもたくさんいます。プロポーズした日を思い出すことで、結婚後も付き合い始めたときのような新鮮な気持ちになれるといった声も多く聞かれます。

このように、日取り自体を重視するのではなく、プロポーズの演出と将来のことを含めて日にちを決めるのが良いのではないでしょうか。

大切なのは日にちよりも交際期間とタイミング

プロポーズに適した日を考えるよりも、まず重要となるのは結婚の期が熟しているかという大まかなタイミングです。つまり、交際期間から、そろそろプロポーズがあってもおかしくはない時期を選ぶのが大切と言えます。

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」によると、付き合ってからプロポーズまでの期間は2~3年未満が最も多く、全体の約25%です。次に多いのは1~2年未満で、それぞれ全体の約20%を占めています。

年代別でみてみると、20代より30代のほうが交際期間からプロポーズまでの期間が短くなる傾向があります。20代の交際期間の平均は約4年ですが、30代となると約3年です。30代のほうが早く家庭を築いて落ち着きたいと考えるカップルが多くなるといった事情があるのでしょう。もちろん、カップルごとに適切な交際期間とタイミングがあるため、お互いの気持ちを確認しあうことが大切です。しかし、プロポーズの日にちを決める前に、平均的な交際期間とタイミングを知っておくのも参考になるのではないでしょうか。

結婚を決断するタイミングとは?

「なんとなくプロポーズの言葉が出た」「自然に結婚の約束をした」といったカップルもいますが、結婚を決断するきっかけがあったカップルもいます。よくある理由として、結婚適齢期に差しかかったことや環境に変化があったことなどが理由に挙げられています。また、あまり具体的に結婚をイメージしていなかったものの、友人や家族など周りが結婚ラッシュとなると、自分たちもそろそろと考え始めるきっかけになっているようです。

このほか、社会人同士だと、お互いの仕事の状況がひと段落するときも結婚を決断するきっかけとなりやすいタイミングです。昇進や転勤など、ふとしたことから決意が固まるということもあるので、結婚を決断するタイミングは至るところにあると言えるでしょう。

風邪の看病をしてくれたことをきっかけに家族になるイメージが固まったなどの例もあります。妻や夫になるイメージができ、一緒にいるのが当たり前だと感じると、結婚の決意が固まることは確かです。

プロポーズまでの理想的な流れ

自分が理想と考えるプロポーズをするには、それなりに準備が必要です。素敵なプロポーズを演出したいなら、準備期間として1~2カ月程度かかるのが一般的なようです。

以下では、プロポーズまでの理想的な流れをご紹介します。

プロポーズをする日にちを決める

まずは、「パートナーの誕生日祝いに合わせてプロポーズする」「ふたりの記念日にプロポーズをする」など、プロポーズをする日にちを決めるところからはじめましょう。

プロポーズまで時間がないと準備不足になる可能性があるので、余裕を持って準備できる日を選ぶのがおすすめです。

プロポーズの場所やシチュエーションを決める

日にちが決まったら、次に場所やシチュエーションを決めておきます。人気のホテルやレストランなどは時期によって予約が困難なため、早めに押さえておくことが大切です。そして、どのようなシチュエーションとタイミングでプロポーズするのか、細かい演出も考えておきましょう。

なお、プロポーズのシチュエーションは以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

パートナーに喜ばれやすいプロポーズのシチュエーションを一挙ご紹介!

婚約指輪を準備する

相手に似合った婚約指輪を用意することは、素敵なプロポーズには欠かせないものです。プロポーズのあとに婚約指輪を作る人も増えてきているようですが、プロポーズのときに貰いたいと考えている方はたくさんいます。緊張して言葉が出なくなってしまったときに婚約指輪が気持ちを伝えてくれたなどといった例も多いため、婚約指輪は準備しておいたほうが良いでしょう。

オーダーメードの指輪の場合、一般的に1~3カ月程度かかるので、プロポーズの日にちまでを考えて注文しておきます。

プロポーズの言葉を決める

パートナーに喜んでもらうためには、プロポーズの言葉も大切です。伝えたい言葉をいくつかピックアップし、そのなかから選ぶと良いでしょう。

なお、プロポーズの言葉は以下で詳しくご紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

パートナーに喜ばれるプロポーズの言葉と避けたほうがよい言葉をご紹介

当日の服装を準備する

プロポーズ当日の服装は、場所やシチュエーションに合わせるようにしましょう。例えば、ドレスコードがあるレストランに行く場合、そこに合う服装がなければプロポーズ当日までに準備しておかなければなりません。慌てないためにも、早めに準備しておくことが大切です。

ふたりらしいプロポーズの日を選ぼう

クリスマスなどのようにプロポーズする日として人気の高い日もありますが、ふたりに合った日にちを選ぶことが重要です。ふたりが出会った日、パートナーの誕生日など、自分たちにぴったりの日を選びましょう。また、日にちを決める前に、交際期間などを考えて大まかなタイミングをはかることも大切です。結婚の決意が固まり日にちを決めたら、婚約指輪を準備するなど、プロポーズまでの流れを具体的に計画していきましょう。きっとふたりにとって心に残る素敵なプロポーズとなるはずです。