みなさんは婚約の定義について考えたことがありますでしょうか?

今回は、何をしたら婚約したといえるのか、婚約には法的拘束力があるのか、婚約のメリット・デメリットなどを説明していきます。

これから婚約を考えている人、今婚約中の人はぜひ参考にしてみてくださいね。

婚約の定義とは?

婚約は、人生の伴侶と決めた人に結婚約束を申し出ることで、一般的には第三者もふたりが将来結婚することを知っている状態をいいます。

婚約は言うならば口約束で、特に法的な手続きが必要なわけではありませんし、特に決まった形式を守らなければいけないわけではありません。結婚の約束をすることでお互いの気が引き締まり、結婚へのさまざまな行事をふたりで乗り越えていけたり、周りに婚約を知らせることで結婚をする意思表示となったりといったメリットがあります。

いつから婚約したといえる?

では、いつから婚約したといえるのかというと、一般的にはプロポーズを合意してからです。

婚約の成立に必要なのは「ふたりのに将来結婚しようという合意がある」ことなので、合意があれば婚約が成立します。ただし婚姻届を提出する入籍とは違って、法的には婚約しても他人のままです。

婚約時に行うこと

特に形式ばったことを行う必要はありませんが、プロポーズの言葉と同時に婚約指輪などの婚約記念品を贈ることが少なくないものです

婚約記念品は必ず贈るものではありません、7割以上のカップルが婚約記念品を贈っているという結婚情報サイトの調査結果もあります。

婚約記念品について

婚約記念品は婚約指輪が一般的ですが、アクセサリーや腕時計バッグなどを選ぶもいます。プロポーズ後に一緒に買い物に行き、パートナーの気に入ったものを購入するのも良でしょう。

なお、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」によると、婚約指輪の金額の相場は首都圏では40.4万円という結果になりました。婚約指輪はダイヤモンドのような高価な宝石の指輪にすることが多いそうです。ダイヤモンドは一生輝きが失われないものとして、一生の愛を誓う婚約指輪に好まれます。

アイプリモでは、ラウンドブリリアントカットの最高位「エクセレント」評価を受けたセンターダイヤモンドを婚約指輪に使用しています。また、細部までこだわったデザインがダイヤモンドの魅力をより引き立たせています。大事な意味合いをもつ婚約指輪には、ぜひアイプリモの指輪をご検討ください。

婚約に法的拘束力はあるの?

前述したように、婚姻届を提出する入籍とは違って、お互いが結婚を約束しても法的には他人のままです。しかし、法的拘束力がないからといって浮気や、相手を傷つけるような行動をするのは良くありません。相手への思いやりを持った行動を心がけましょう。

例えば、婚約の期間中は相手の交友関係に敏感になりがちです。浮気をしていると思われないように異性と遊ぶことはなるべく避けるようにしましょう。

また、結婚式への準備もふたりで行っていかなければなりません。どちらか一方に負担を負わせることにならないよう、バランスを考えた役割分担をしていくことが大切です。

婚約と結婚の違い

婚約は将来結婚することを約束するものに対して、結婚は婚姻届を役所に提出し夫婦として法的に認められる状態を指します。

結婚することで、「婚姻費用の分担」や「お互いに協力して扶助する義務」などの義務が発生します。

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婚約のメリット・デメリット

では、婚約することでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

婚約のメリット

婚約するメリットは以下のとおりです。

けじめや責任感が生まれる

交際している期間中に、「ずっと一緒にいようね」と言葉を交わすこともあるでしょう。しかし、これは結婚の約束ではないため、仮に別れたとしてもお互いに何らかの責任を負うことはありません。一方で婚約は結婚を約束することなので、将来一緒に過ごしたいという明確な意思表示になります。婚約することでお互いに結婚への覚悟が決まり、けじめや責任感が生まれるでしょう。

結婚の準備を進めやすくなる

婚約をすることで、結婚の準備を進めやすくなります。例えば、婚約をしていない状態で「同棲する」となった場合、ご両親に反対される可能性があります。その点、婚約をすればご両親への挨拶が必要になりますし、許可を得られれば結婚前の同棲もスムーズに進めることができます。また、友人や会社への報告、事務的な手続き、結婚式場探しなども結婚に必要な準備を早い段階で進めることができるでしょう。

絆を深めることができる

婚約と違って交際中は別れようと思えばいつでも別れを切り出すことができます。そのため、不安に思う方も少なくないでしょう。婚約すれば、そのような不安もなくなります。仮に喧嘩したとしても「別れる」と考えるよりもお互いに歩み寄ろうとする気持ちが生まれるため、ふたりの絆を深めるきっかけにもなるでしょう。

婚約のデメリット

婚約するデメリットには、以下のようなことが挙げられます。

自分の時間が取りにくくなる

お互い別々に暮らしている交際期間中は、デート以外の時間はそれぞれ自由に過ごせるので、自分の時間を確保しやすいもの。しかし、婚約をして一緒に暮らし始めるようになると、気軽に飲みに行ったり遊びに行ったりすることが難しくなります。また、予定を立てるときはパートナーに許可を得なければならないこともあるでしょう。これにより、自分の時間が取りにくくなります。

お互いに不満なく過ごしていくためには、事前に生活ルールを話し合っておくことが大切です。例えば、「毎週金曜日の夜はお互いに好きなように過ごす」と決めておけば、友達との予定が立てやすくなりますし、趣味の時間に費やすこともできます。毎回喧嘩することもなくなるので、気軽に自由な時間を過ごすことが可能です。

相手家族との関わりが増えるようになる

婚約をすると、相手の家族との関わりが増えるようになります。相手の家族とも仲が良い場合はさほどデメリットに感じることはありませんが、婚約をすると結婚式や今後の生活など決めなければならないことが増え、そこで相手の家族から意見をいわれて窮屈に感じることがあるかもしれません。

ほとんどの場合は、親の心配によるものです。心配をかけさせないためにも、先にふたりで話し合って決めたことを伝えると良いでしょう。そうすればご両親に安心してもらえますし、良好な関係を築けるはずです。

婚約をするための方法

結婚したことを法的に認めてもらうには婚姻届の提出が必要ですが、婚約をする方法は定められていません。そのため、「絶対にこうしないといけない」という決まりはないのです。では、婚約をするための方法には具体的にどのようなことが挙げられるのでしょうか。

プロポーズ

オーソドックスな方法が、「プロポーズ」です。プロポーズは口約束ではありますが、相手が合意すると婚約が成立したことになります。ただし、なかには「一緒に暮らそう」という言葉でプロポーズをする方もいます。相手がプロポーズではなく同棲のことだと思っている場合、婚約は成立しません。そのため、プロポーズをする際は相手に伝わる言葉を選ぶことが大切です。

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婚約指輪を贈る

婚約には、婚約指輪を贈る方法もあります。婚約指輪は婚約の証なので、身に着けることで周囲に婚約をしたことを伝えることができます。言葉にプラスして気持ちを伝えたいときは、パートナーに婚約指輪を贈ると良いでしょう。

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婚約成立後にすべきことは?

婚約のあとは、さまざまなイベントが待っています。行うこと多いので、余裕を持ったスケジュールを立てていきましょう。以下で具体的な段取りをご紹介します。

両家へ挨拶

プロポーズに成功したらお互いの実家へ、婚約したことを伝えに行きます。

結納・顔合わせ

結納または顔合わせの会を催して、両家の皆さんに参加してもらいましょう。ふたりの婚約を温かくお祝いしてもらえるように、会場や料理にこだわり、当日は場を盛り上げて会話が進むようにしてください。

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入籍日を決定

入籍日は、婚姻届を役所に提出して受理された日を指します。ふたりの記念日になるので、入籍日にもこだわるようにしましょう。

人気の入籍日には、例えば「縁起が良い日」があります。縁起が良くない日に入籍しても何か悪いことが起こるわけではありませんが、気にするご両親もいます。ふたりの新しいスタートを気持ちよく迎えるためにも、大安や一粒万倍日、天赦日(てんしゃにち)などを選ぶと良いでしょう。

この他、人気の入籍日には「ふたりの記念日」もあります。ふたりが出会った日や交際をスタートした日など、思い出の日を入籍日に選ぶのも素敵です。

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結婚式場を決定

ブライダルフェアや結婚情報誌、インターネットなどで、結婚式場を検討して予約しましょう。人気の結婚式場だと予約がすぐに埋まってしまう可能性があるので、注意が必要です。

ふたりの予算感がずれていたり、演出面で意見の食い違いが起こったりと、結婚式に関してふたりで喧嘩をしてしまうこともあります。最悪のケースだと婚約破棄に陥るカップルもいるぐらいです。

お互いに思いやりをもって、準備を進めていきましょう。

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結婚指輪の購入

結婚指輪はふたりが長く着けていく大事な記念品です。これから長く身に着けていくものなので、手になじむものを選びたいもの。

アイプリモでは、着け心地にこだわった豊富なデザインの結婚指輪を多数取り揃えております。専門資格を持ったスタッフがお客さまの要望をお伺いし、おふたりの指にぴったりの商品をご提案させていただきます。

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引っ越し

結婚を機に同棲を始める場合は引っ越し準備も行いましょう。余裕を持った婚約期間を設定できていれば、より新生活にフィットした物件に出会う確率が高まります。

友人や会社へ結婚報告

友人への結婚報告は早めに行いましょう。新婚旅行のお休みの申請も行う必要があるので、会社へも婚約が決まったら早い段階で伝えておくのがおすすめです。

入籍

いよいよ入籍となります。婚姻届必要事項を記入し、役所へ提出しましょう。婚姻届提出には、証人の依頼や、戸籍謄本住民票なども必要になので、事前の準備を忘れずにしましょう。

なお、上記の段取りはあくまで一例です。何をどの順番で行うかはふたりで話し合い、結婚に向けて準備を進めてください。

まとめ

婚約はあくまで口約束ので、入籍に比べると法的には弱い約束ですが将来の結婚を誓い合うという大事な儀式です。

婚約後はさまざまなことを同時進行で行わなければいけなくなり、忙しくなので余裕をもって進めるためにも、スムーズに段取りを組むよう心がけましょう。