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歴史の重みを感じる? エンゲージリング(婚約指輪)の由来は

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歴史の重みを感じる? エンゲージリング(婚約指輪)の由来は

結婚の決まった女性の幸せな姿を、きらびやかな光で彩る「婚約指輪(エンゲージリング)」。今では当たり前となった婚約指輪ですが、実は長い長い歴史があるのをご存知でしょうか。その由来を知っておけば、贈るほうも贈られるほうも、指輪の価値や重みをいっそう感じることができるはず。婚約指輪を贈る意味や由来などのルーツを詳しくご紹介します。

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■指輪の歴史は、古代エジプト時代にまでさかのぼる!
この世に「指輪」が誕生したのは、紀元前の古代エジプト時代。永遠に途切れない夫婦の絆を円形に込め、結婚の際に交わされたのが始まりと考えられています。当時の象形文字の記録でも、「結婚」という言葉は、永遠を意味する“円”の形で描かれていたとか。

また当時から、指輪は左手薬指に着けられていました。左手の薬指は心臓につながる太い血管が通っており、愛のエネルギーが流れる指だと考えられていたためです。また薬指には創造の力があるとも言われ、「結婚により新しい家庭や子どもを創り出す」といった意味も込められていたそうです。

■エンゲージリングは、古代ローマ時代に誕生
婚約指輪(エンゲージリング)が生まれたのは、その少し後の時代。紀元前1世紀の古代ローマ時代とされています。婚約の際の誓いを果たす証として、鉄の輪をはめる風習が生まれたそうですが、当時はロマンチックな誓いの印というよりは、「結婚の契約をちゃんと果たしましょう」といった意味合いが強かったとか。現在でも、欧米の国々では婚約式を開くなど、「婚約」という儀式にかなり重きを置いていますが、こうした由来にも関係しているのかもしれませんね。

紀元2世紀頃になると、当時最も価値の高かった「金」の指輪を贈るのが通例となり、婚約指輪(エンゲージリング)はカップルの愛の象徴となっていきます。さらに9世紀には、ローマ教皇ニコラス一世が「婚約発表の際には、経済的な犠牲を払うくらいの高価な指輪を、相手の女性へ贈らなければならない」といった具体的な発令を出します。“非常に高価な婚約指輪”を贈る風習は、この頃にスタートしたとされています。

婚約指輪に初めてダイヤモンドが用いられたのは、さらに約500年の後、1477年頃とされています。それまで婚約指輪にはサファイア・ルビーなどの宝石が使われていましたが、のちにローマ帝国皇帝になるマキシミリアン大使が公女マリーに結婚を申し込む際、ドイツのモロルティンガー博士からアドバイスを受けて、「不屈の力」や「永遠」を意味するダイヤモンドを贈った……という記録が残っています。

その後はダイヤモンドの研磨技術も発達し、“ダイヤモンドの婚約指輪”を贈る風習は王族貴族の間に根付いていきました。しかし、宝石を織り込んだジュエリーは当時でも高級品。一般の人々にまで普及したのは、19〜20世紀頃になってからだそうです。

■日本で婚約指輪が広まったのは、約60年前
このように欧米では長い歴史を持つ指輪ですが、日本ではどうでしょうか。指輪が初めて日本に入ってきたのは、鎖国が開かれるようになった江戸時代の後期と言われています。婚約指輪の習慣が入ってきたのは、そのさらに後、明治時代の頃だそうです。

初期は真珠(パール)を使った指輪が主流だったそうですが、ダイヤモンドの婚約指輪を贈る文化が広がったのは1960年代。高度経済成長期、ダイヤモンドの輸入が解禁になったことを受け、ダイヤモンドジュエリーを扱う企業が大々的なキャンペーンCMを行ったことで、「ダイヤモンドの指輪を贈る」スタイルがトレンドとなりました。

1980年代になると、6〜7割のカップルがダイヤモンドの婚約指輪を贈っていたという記録も。「給料3ヶ月分」というのは当時のキャッチコピーだったそうですが、為替レートや物の値段も今とはかなり異なるため、肌感覚では少し違うと考えてよさそうです。CMコピーの名残は今も人々の記憶に残っていますが、現在は給料1〜1.5ヶ月分程度が通例となっています。

■“世界一硬い”ダイヤモンドに込められる、絆や想い
ダイヤモンドの婚約指輪が人気なのは、“世界で一番硬い鉱石”であることも大きな理由のひとつ。「一生、あなたを大切にします」といった男性側の強い決意や、揺るがない絆を感じさせますよね。

また、その透明な輝きには純粋で清らかなイメージもあり、立て爪のダイヤモンドひとつ石タイプの婚約指輪は、日本でも長年の定番となっています。ひと口に立て爪のリングといっても、最近は幅広いデザインの婚約指輪が登場しており、当サイト(https://www.iprimo.jp/engagement/rings/)でも多数紹介していますので、ぜひご覧ください。

婚約の期間、女性を幸せな気分で包んでくれる婚約指輪。結婚後何十年経っても、「婚約時代の幸せな気持ちを思い出させてくれるもの」として、一生大切に愛用していく女性も少なくありません。何千年もの間、カップルの愛と共に交わされてきた“エンゲージ”の証。自分たちにとっても特別な1本を選びたいですね。

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