気になる!結婚事情

プロポーズや婚約指輪の意義、結婚指輪の選び方、結婚式までの準備など、結婚にまつわるいろいろについて解説します。

婚約指輪の選択肢を広げるダイヤモンドのカラーバリエーション

ダイヤモンドの価値を決めるのは、主に4つの国際基準。重量を示す「カラット(Carat)」、色合いを示す「カラー(Color)」、透明度を表す「クラリティ(Clarity)」、研磨技術の度合を示す「カット(Cut)」の4つの頭文字を取って、「4C」と呼ばれています。詳しくは、こちらのページ(https://www.iprimo.jp/columns/cc_3/column115.html)もご参照ください。 天然石で一つとして同じものがないダイヤモンドの“個性”を大きく左右するのが、「カラー(Color)」。今回は、婚約指輪のダイヤモンドのカラーやそのバリエーション、最適な選び方について詳しくご紹介いたします。

■ダイヤモンドのカラーグレードは、どうやって決める?
「カラー(Color)」は、ダイヤモンドの「無色透明さ」を評価した基準となります。一見、どのダイヤモンドも無色透明に見えますが、実際はほとんどの石に、かすかな色が付いています。一般的には、無色で透明なものほどグレードが高くなり、色味が強くなるほどグレードは低くなります。特に、黄色みが増すと価値が下がるとされています。
肉眼では分かりにくいこのグレードの判別には、冬時期の朝11時頃の太陽直射光に相当する「標準北光線」と呼ばれる、色温度約4800度ケルビンの光源が用いられます。専門家はこの光を当て、基準となるマスターストーンと見比べながら、カラーグレードを決めています。

■婚約指輪に好まれる「グレード」は?
カラーのグレードは、無色透明を最高評価の「D」とし、黄色みが強い「Z」までの23段階があります。希少な最高等級の「D」を筆頭に、「E」「F」グレードあたりは、Colorless(無色)と呼ばれます。「D」「E」「F」の違いは、プロの宝石鑑定士が見ても判別できない場合もあり、拡大鏡で見てわずかに色を感じるかどうかという程度。希有な石のため高級品となりますが、そのピュアな存在感から婚約指輪でも大人気。透明に光り輝くダイヤモンドがお好みの方には、おすすめのグレードです。

ほぼ無色に感じられる「G」「H」グレード、かすかに温かさや色調を感じる「I」「J」グレードは、「Near Colorless(ほぼ無色)」と呼ばれます。「G」「H」あたりは、D〜Fと見比べると、少し色があるように感じるかどうかという程度。肉眼ではほぼ無色に近く、こちらも価値が高いダイヤモンドです。価格が少し抑えられ、かつほぼ無色の輝きを手にすることができるため、このあたりまでが婚約指輪で人気の高いグレードになります。
以下、「K」「L」「M」グレードは「Faint Yellow(わずかな黄色)」、「N」グレードは「Very Light Yellow(非常にうすい黄色)、最低等級の「Z」となると、「Light Yellow(うすい黄色)」と呼ばれ、目に見えて色を感じられるダイヤモンドとなります。

色味が感じられるカラーグレードのダイヤモンドを選ぶ場合、地金はプラチナかホワイトゴールドと組み合わせるのがおすすめです。黄色味を帯びているダイヤモンドの場合、同色系列の「イエローゴールド」を組み合わせると、ダイヤモンドの土台が透けて見えてしまうこともあります。気になる方は、事前に注目してチェックしておくとよいでしょう。

■「ファンシーカラーダイヤモンド」から選ぶのもOK!
ダイヤモンドが黄味を帯びるのは、石が結晶化する際に構造が歪んでしまったり、炭素に窒素を含んだり、といったことが起こるのが原因です。しかしながら、強い黄色味を発するダイヤモンドに関しては、「カナリー・イエロー」「ファンシー・ビビット・イエロー」などと名付けれれ、その珍しさから注目されることもしばしば。そもそも、無色透明なダイヤモンドのほうがグレードが上とされるのは、その希少価値の高さから。ファンシーダイヤモンドも産出量が少なく希少性が高いため、好んで選ぶ方もいます。

イエローのほかにも、ブルー、ピンク、グリーン、レッド、パープル、オレンジなどの天然の色が帯びたダイヤモンドもあります。「存在しない色はないのでは」と言われるほど豊富なバリエーションがあり、これらは「ファンシーカラーダイヤモンド」とも呼ばれます。前項のような一般的な「カラー」グレードでは判別せず、異なる基準で評価されています。
鑑定書での等級が高い「無色透明さ」にこだわるのもひとつの選び方ですが、個性を出したい方、好みの色合いがある方は、あえて色のついたファンシーダイヤモンドから選んでみるのも一案です。

ちなみに、ファンシーカラーダイヤモンドのなかには、有名な石もあります。フランス王妃マリー・アントワネットなどがかつて所有しており、“手にしたものに不幸をもたらす”として有名になった「ホープ・ダイアモンド」は、非常に美しいブルーダイヤモンドです。

このほか、ひとつの石から2色が感じられる「バイカラー」のものや、周囲の温度で発色が異なって見える「カメレオンダイヤ」、ダイヤモンドの結晶の中にガーネットやペリドットなどの別の宝石を内包しているものなど、珍しいダイヤモンドも発見されています。こうしたレアな石を入手できた場合は、特別感もあるため、婚約指輪に用いてみてもよさそうですね。

天然石ならではの個性に魅力を感じる方は、ぜひダイヤモンドのカラーにも注目して選んでみてはいかがでしょうか。