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ひと味違うマリッジリングにできる! ミル打ちデザインの魅力とは

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ひと味違うマリッジリングにできる! ミル打ちデザインの魅力とは

婚約指輪や結婚指輪では、自分たちらしいリングを選びたい、という方も少なくないかと思います。指輪にアレンジを加えるには、地金の造形や宝石の装飾だけでなく、「ミル打ち」という技法もあるのをご存知しょうか。ひと味違うリングにできる、「ミル打ち」の魅力について紹介します。

ブライダルリング専門店

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ミル打ち=ミルグレインは、ヨーロッパの伝統的な熟練技法
ミル打ちは、地金のエッジやラインの部分に粒状の小さな丸を連続打刻していく技法のこと。小さな点が繋がることで、点線のようなラインを指輪に入れることができます。19世紀頃、イギリスやフランスの貴族が使用していたジュエリーにもよく見られる、伝統的な装飾技法です。

ミルは「千の粒」という意味を持つ、ラテン語の「ミルグレイン」から来ている言葉。「千」という数字には「永遠」「子宝」といったメッセージがあることから、ミル打ちは特に婚約指輪や結婚指輪に多く施されてきました。

■ミル打ちをすると、おしゃれでアンティークな魅力が出る!
ミル打ちは独特のクラシカルな雰囲気と味わいが出せるため、特にアンティーク風が好きな方にはとても人気が高いです。一つひとつの粒が小さな輝きを放つため、宝石のキラキラとはまた違う光の反射が美しく、シンプルなリングにも豪華さをプラスしてくれます。

ミル打ちをリングの縁に施すと、ぐっと引き締まった印象になりますし、斜めやウェーブラインでミル打ちをすれば、手編みのレースのような、繊細で優美な雰囲気が生まれます。

■ミル打ちの技法はさまざま。どの方法がベスト?
では実際にミル打ちを施したい場合、どんな方法があるのでしょうか。現代では、以下3つの技法が用いられています。ひとつめは、伝統的な方法。職人が“タガネ”という道具を使い、手で一粒ずつ穴を打ち込んでいく方法です。1mm前後の小さな点を、等間隔に、同じ大きさ・深さで美しく打ち込むのはかなり精巧な作業ですが、熟練の技を持った職人の手にかかれば非常に美しい仕上がりとなり、深い奥行きや味わいを楽しめます。

コストを抑えたい場合は、「あらかじめミル打ちした型に金属を流し込み、鋳造する方法」や、「ミル打ちしたように見える型に押し付ける」「型のローラーを使って彫り込んでいく」といった方法もあります。簡単で手間がかからない分、費用も安く済みますが、仕上がりの美しさで言えば、やはり伝統技法に軍配が上がります。均等で美しい粒感を出したい方は、職人さんの手による加工がベストでしょう。

■ミル打ちをしたリングのケア方法・サイズ直しについて
ミル打ちをすると、地金の部分の面積が少なくなるので、年月を経てもリングの傷が目立ちにくくなるメリットもあります。ただし、小さな穴の中にほこりや汚れが溜まってしまうことがあるので、柔らかい布で拭き取る等の日頃のケアが必要です。汚れが溜まりすぎてしまった場合は、お店に持って行ってクリーニングをしてもらいましょう。

将来、リングのサイズ直しをする可能性があるという方も、注意が必要です。一般的にサイズ直しの工程では、一度リングを切り離して溶接をし直すため、刻印は消えてしまうことが多く、サイズを直してから再刻印するのが一般的です。

ミル打ちの場合は、溶接の工程で一部の穴が変形したり、つなぎ目が綺麗にならなかったりすることがあるため、サイズ直しを受け付けてもらえない場合もあります。将来サイズ変更ができるかどうかは、購入時に必ずお店で確認しておきましょう。気になる方は、ミル打ちを施す部分を半周分だけにしておく等の工夫をしておくのも一案です。

(おわりに)
ミル打ちは、ジュエリーをピカピカに磨ける技術や布がなかった時代に、長く美しく着用するために編み出された知恵とも言われています。味わい深さやアンティーク感があることから、男性にも人気の高い加工です。

「マリッジリングはシンプルにしたいけれど、少しくらい何かアレンジがしたい」という方にもおすすめの技法なので、気になる方はぜひ選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

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