

結婚指輪はダイヤモンドあり?なし?それぞれのメリットと選ぶ際のポイントを解説
普段使いする結婚指輪だからこそ、ダイヤモンドはなしにしたほうが良いのか悩んでしまうもの。そこでこの記事では、先輩カップルの結婚指輪におけるダイヤモンド事情をはじめ、ダイヤモンドの有無を決める際のポイントなどについてご紹介します。ぜひご参考にしてください。
ダイヤモンドには天然ダイヤモンドだけでなく、人工ダイヤモンドもあります。一般的に「偽物のダイヤモンド」と言われることもありますが、厳密には異なります。
今回は、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い、人工ダイヤモンドを選ぶメリット・懸念点、天然ダイヤモンド選びで着目したい4Cについてご紹介します。
人工ダイヤモンドは合成ダイヤモンドとも呼ばれ、天然ダイヤモンドと同様、炭素を原料にしています。地球の内部で作られる天然ダイヤモンドに対して、人工的に成分を合成して生成されています。
人工ダイヤモンドの生成技術は著しく向上していて、鑑定士でも天然ダイヤモンドと見分けるのが難しいと言われるほどです。人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと比べて、硬さ、熱や電気の伝導性、電子の移動度に優れているため、研磨材や切削工具、放熱板などに多く利用されています。1978年にアメリカが金星へ送った人工衛星の窓にも人工ダイヤモンドが使われていたそうです。
人工ダイヤモンドには「模造ダイヤモンド」「合成ダイヤモンド」があります。
模造ダイヤモンドとは、天然ダイヤモンドに似せて作られた素材で、ダイヤモンドの代替品として使用されています。本物のダイヤモンドとは、化学的・物理的特性が大きく異なることが特徴です。よく使われる素材にはキュービックジルコニア(CZ)やモアッサナイトがあります。キュービックジルコニアはリーズナブルで光沢があり、モアッサナイトはダイヤモンドに近い輝きを持ちます。
合成ダイヤモンドとは、天然ダイヤモンドと同じ化学組成(炭素)と結晶構造を持ち、人工的に作られたダイヤモンドです。高温高圧法(HPHT)や化学気相成長法(CVD)などの技術を用いて製造され、天然ダイヤモンドとほぼ見分けがつかない高い純度と品質を持ちます。主に宝飾品や産業用途で使用され、工具や電子機器の材料としても利用されます。
天然ダイヤモンドは人の手が加わっていないダイヤモンドです。
地球の深いところで生成され、数十億年前に生成されたものもあるそうです。鉱物の中でもっとも硬い鉱物と言われており、傷がつきにくく、屈折率が高いのが特徴です。
天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンドの違いには、生成方法や特性、価格などが挙げられます。
化学組成は同じですが、人工ダイヤモンドは不純物が少なく、色や透明度を調整可能です。価格面では、人工ダイヤモンドは製造コストが低く、天然品よりも一般的に安価です。
人工ダイヤモンドを選ぶメリット・懸念点は以下の通りです。
人工ダイヤモンドを選ぶメリットは、天然ダイヤモンドよりもリーズナブルな価格で購入できる点です。人工ダイヤモンドは高温高圧法(HPHT)や化学気相成長法(CVD)といった効率的な製造技術によって作られるため、採掘や輸送のコストがかからず、生産コストが抑えられています。そのため、宝飾品として購入する際、同じカラット数や品質であっても、天然ダイヤモンドに比べてリーズナブルな価格で手にすることができます。
さらに、人工ダイヤモンドは不純物が少なく、色や透明度を調整可能なため、天然品と遜色ない美しさを手頃な価格で楽しめます。リーズナブルでありながら高品質な人工ダイヤモンドは、コストパフォーマンスに優れた選択肢として、多くの人に支持されていると言えるでしょう。
人工ダイヤモンドを選ぶデメリットとして、天然ダイヤモンドに比べて資産価値が低い点が挙げられます。天然ダイヤモンドはその希少性から資産としての価値が認められています。
一方、人工ダイヤモンドは効率的な製造技術により大量生産が可能であり、その供給の豊富さから希少性が低く、再販市場や資産価値としては天然品に劣ります。また、人工品は近年の技術進歩によってさらにコストが下がる可能性があり、価値の減少リスクもあります。
美しさや実用性を重視する選択肢としては優れていますが、資産価値を求める場合には、天然ダイヤモンドが適していると言えるでしょう。
一般的なアクセサリーと違って婚約指輪や結婚指輪は愛を誓い合う記念の品です。身近なアクセサリーとしては人工ダイヤモンドのものでも問題ないかもしれませんが、一生に一度の贈り物としてはできるだけ人工ではなく自然がはぐくんだ「本物」を選ぶのが良いでしょう。
アイプリモでは、ご購入いただいた0.18ct以上のダイヤモンドにはすべて鑑定書をお付けいたしますので、安心して本物のダイヤモンドを購入していただくことができます。
また、戦争地域で違法に採掘・取引されたものではない、紛争と無縁なコンフリクトフリーのダイヤモンドの取り扱いにも力を入れているため、エシカルな考えの方でも心配なくご購入いただけます。
天然ダイヤモンドを選ぶ際は、下記の4Cに着目することをおすすめします。
ダイヤモンドのカラーとは、色味を示す要素です。無色に近いほど希少性が高く、高い評価を受けます。カラーは一般的に「D」から「Z」までのグレードで評価され、「D」は無色透明、「Z」は黄色の色味が強いものを指します。無色に近いダイヤモンドは光を透過しやすく、輝きが際立つため、特に人気があります。
なお、カラーについては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ダイヤモンドのカラットとは、宝石の重さを表す単位です。1カラットは0.2グラムに相当し、小数点以下まで精密に計測されます。一般的に、カラット数が大きいほど希少価値が高くなり、価格も上昇します。ただし、同じカラット数でもカットの良さやカラー、クラリティ(透明度)などのほかの要因によっても価値が大きく変動します。特に大粒のダイヤモンドはカラット数が上がるごとに希少性が増し、価格が急激に上昇する傾向があります。
カラットは見た目の大きさに直接関係しますが、デザインやプロポーションによっても印象が異なるため、選ぶ際にはこれらの要素を考慮することが重要です。
なお、カラットについては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ダイヤモンドのカラットとは?大きさによるメリット・デメリットもご紹介
ダイヤモンドのクラリティとは、宝石内の透明度や内包物(インクルージョン)および表面の疵(ブレミッシュ)の有無を評価する基準のことです。クラリティは、ダイヤモンドの美しさや価値に大きな影響を与える重要な要素です。
評価は「FL(フローレス)」から「I3(インクルード3)」までのグレードで表され、FLは内包物や傷が全くない最高品質を示し、I3は肉眼でも確認できる内包物が多いことを意味します。内包物が少なく透明度が高いほど、光がよく通り輝きが増すため、希少性も高くなります。
なお、クラリティについては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ダイヤモンドのクラリティとは?婚約指輪に適したグレードもご紹介
ダイヤモンドのカットとは、原石をどのように研磨し形状を整えたかを示す要素で、ダイヤモンドの輝きや美しさを最大限に引き出す重要な基準です。評価は「エクセレント」から「プア」までのグレードがあり、特に輝きに影響を与える要因として、プロポーション(各部位の比率)、シンメトリー(対称性)、ポリッシュ(研磨の仕上がり)が含まれます。
カットが良いと、光が効率よく反射し、「ブリリアンス(白い光)」や「ファイア(虹色の輝き)」が際立ちます。ラウンドブリリアントカットは最も人気があり、美しい輝きを放つデザインとして広く用いられています。
なお、カットについては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと異なり、人工的に成分を合成して生成されたもので見た目や成分に大きな差はありません。技術が進み、人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと見分けがつかないほど極めて精巧になっています。
宝石として楽しむのは何ら問題はありませんが、一生に一度の贈り物としてはやはり自然のはぐくんだ天然ダイヤモンドが喜ばれるのが事実です。天然ダイヤモンドを贈る際は、鑑定書を付けてくれる信頼のあるジュエリーショップで購入しましょう。
更新日時:2025.1.31
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